意外な歴史
ダンボールが誕生した時には、現在のように流通の主役となることは想定されていなかったということをご存じでしょうか。
ダンボールは非常に吸収性に優れていますが、この吸収性は汗を吸う為に着目されていて、ダンボールは密かに活躍を開始していたのです。
汗を吸わすとは言っても、ダンボールをタオルのように用いるのではなく、湿気を吸う役割が期待されていて、その役目を果たしていたのは、シルクハットの帽子の内側という見えない場所でした。
イギリスの19世紀後半を象徴するかのようなシルクハットの帽子は、細長い円筒形をしている帽子なので、汗が筒状の帽子の中に籠ってしまい、長時間かぶっていると帽子を脱いだ時に汗が落ちてしまったのです。
ダンボールはシルクハットの中で汗を吸い、それからランプや瓶などの割れ物を包む緩衝材となり、その後に晴れて外箱として活躍するようになったのです。
元々は現在のように箱として活躍する予定ではなかったというのですから、何がきっかけとなるのかは分からないものです。
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